ギンイロノナミダ - Essay

Essay

1.カレーの王子さま

実は根っからのカレー好きである。威張って言うことでもないし、隠すつもりもナイが。小学校の給食の献立がカレーだった日には、一日中ニコニコできるほど。1週間毎食カレーでも大丈夫。最近はちょっとアレだが。。。市場に出回っているカレーも全部制覇したいと思っていたし。さすがにカレーの王子さまは甘すぎたが。

で、小さい頃から外に食事に出ても頼むのはカレー。一度だけ、やたら甘く全然辛くないカレーを食ったことがあるが、よく考えてみれば、あれはハヤシライスだったのではないかと10数年経った今気が付いた。小さな食堂だろうが大きなレストランだろうがいつもカレー。だから小さい頃は和食好きのじいちゃんと一緒に外食するのが苦手だった。

小学校6年生の頃、夏休みにクラスでキャンプに行った。当然夕食のメニューはカレー。ただ、まだその頃は作り方も知らなかったのだ。先生に聞きながら(22歳独身の男の先生)作ったカレーはめっちゃ美味しかったが、作り方を聞いたとき、先生は「全部一緒に煮込んでカレールゥを入れろ!」という、素敵な指導をしてくれた。子供心ながらに「肉は炒めるんじゃ…?」と思ったが、黙っていた。小心者だからね。

大学生になり、一人暮し(正確には男友達と二人暮しだったけど)を始め、最初に作ったのもカレーだった。学生時代はありとあらゆる方法や材料でカレーを作ってきた。最高傑作だったのがグリーンカレー。わざわざココナッツミルクやグリーンカレーペーストを買い揃え、作ったのに…あんまり美味しくなかった…←傑作ちゃうやん。でも鍋いっぱいに出来てしまったので、フツーのカレールーを少し入れてみたら余計変な味に。

捨てるのももったいないので後輩達に電話をした。

「あ、もしもし、俺だけど。カレー作ったんで食べに来ん?」
「え、ホントッスか?すぐ行きます~♪」
…いけにえ2名ゲット。彼らは一口食べた後無言になり、それでも1皿平らげた。
「まだあるよ、食べる?」
「Σ( ̄o ̄;)!!! …い、いや、もうおなかいっぱいっス…」

翌日彼らは学校を休んだ。失礼な奴らだ。

(2000.4.18)