ギンイロノナミダ - Words

Words - 雨恋慕

水晶

君に抱いた思いは
長い時間をかけ
ゆっくりと成長し
今ではこんなに輝いています

相合傘

どうして傘持ってこないの?
降水確率率80%の街並みで
君は軽く笑って傘を開く

相合傘で並んで歩く
二人の間隔は付かず離れず
君の肩が濡れないように
少しだけ傘を君のほうに寄せる

目の前から同じように
相合傘の恋人たちが歩いてくる
楽しそうに肩を寄せて

思い切って君の肩を抱き寄せる
君は一瞬ためらいがちに
それでも黙って僕に肩をあずけた

きっとこうしていれば僕たちも
普通の恋人同士に見えるのかな
そんな思いは君に言えぬまま
隠れるように街を抜ける

許されない恋だとわかっているけど
この雨が止むまでは
君のそばにいさせて欲しい

ありがとう

いくつもの想い出を
ありがとう

いくつもの言葉を
ありがとう

いくつものキスを
ありがとう

いくつもの夜を
ありがとう

感謝の言葉は絶えることなく
すべて君へとつながっていく

ありがとう
さようならを
ありがとう

Last Shot

君と撮った
最後の写真

これから起こる出来事を
予測していない
楽しそうな笑顔

いつまでも
僕のアルバムの中に
他の写真とは違うページに

いまではもう
感謝も謝罪もできないけれど
君の住む町の方向へ
僕はいつまでも感謝を告げる

君の香りが消えた部屋

僕の部屋から
君の香りが全て消えた

ときどき
くじけそうになって
泣きたくなるときもあるんだ

そんなとき
君の面影を
この部屋に探すけれど

ありがとう
僕は強くなれる
君の香りを見つけてしまったら
きっと僕はくじけていただろう

君の香りが消えた部屋で
今夜も僕はひとり
ただ強くあるために

ただ強くなるために

Lighter

「あなたはすぐになくしちゃうから」って
君のプレゼントはいつも100円ライター
「これカワイイでしょ?」
無邪気に微笑む君の笑顔が好きだった

それから半年後のクリスマス
君からのプレゼントは凝った作りのライター
「なくさないでね」
同じように微笑む君

それからいくつかの季節が過ぎ
物持ちの悪い僕にしては珍しく
あのライターはまだ手元にある

隣に君がいないことが残念だけど