クリスマス・イヴ

下唇を噛みすぎて血が出た。

独り者には淋しいイベント、クリスマスが今年もやってきました。
みなさんはどう過ごされているのでしょうか?
一人で鍋したり、一人でシャンパン飲んだりするのは余計に淋しさが募ると思うので、
思い切って寒空の下、街に出ると良いかと思われます。きっと新しい出会いも転がっていることでしょう。
ひょっとしたら赤い鼻のアナタを見てサンタクロースが「お前の鼻は役に立つのさ!」
なんてことがないこともないかもしれないかもしれません。

小一時間街中を彷徨って、誰もアナタに声などかけないことを悟ると、
アナタは目に涙を少し浮かべて家路につこうとするでしょう。そうなんだ、世間の風は冷たいんだ。
渡る世間は鬼ばかりなんだ。もう期待なんかするもんか。。。

「あの…今お時間ありますか?」

打ちひしがれたアナタに声をかけたのはこの世のものとも思えないほどの美女!
いや、表現が大袈裟すぎます。せいぜい10人並みの美人なのでしょうが、
アナタには地獄で出会った仏にしか見えません。恋は盲目。あぁ罪深きは恋。
アナタは美女に促されるままとある喫茶店に入り、いろんな話に花を咲かせるのです。
あぁ、イエス様。ご生誕おめでとうございます。心の底から主イエスに感謝の賛辞をささげることでしょう。
昨日までのアナタとはさようならです。今宵、ついにアナタは大人の階段を上り始めるのです。

「…というわけですので、お支払いは翌月から60回ですね。ありがとうございました!」

我に帰ったアナタの手元には高級羽毛布団の契約書と60回ローンの請求書が。
美女は「それでは。」と言い残しスッと去っていきました。

でも、きっと寒くなんか無いよ!高級羽毛布団はアナタの涙さえ優しく吸収してくれるはずさ!

だから下手に街に出るより、家でクリスマス特番を見ていたほうがいいと思うYo!