夢の中で
小学校から中学校まで一緒だった親友、隼人と大喧嘩した。なにぶん夢なもので、きっかけは何だったかわからないが、激しく言い争っていた。
そういえば、隼人とはよく喧嘩をした。つまんないことや些細なことで。それでも僕らは友達だった。
不思議と最近は喧嘩をしない。というか怒らなくなっているし、腹を立てることもない。「大人になった」とは少し意味合いが違うような気もする。
本当の感情を表に出せないだけなのかもしれない。どこか遠慮して日々を過ごしているのかもしれない。本当はもっと心のままに生きていいのかもしれない。
そんなことを隼人に教えられたような気がした。隼人本人はそう思ってないかもしれないけど。
ありがと、隼人。