世間では流行病の波がそろそろ落ち着きを見せ、中止や規模縮小となっていたお祭りや様々な行事は再開され、療養期間や待期期間の見直しに加え保険会社も支払い条件を見直したその直後、我が家はまんまと災禍に見舞われました。このタイミングで。お祓いで済むなら何とかしたいこの状況。
家族で感染者が少ないうちはやれ使い捨て手袋だやれ使い捨て紙コップだアルコール消毒だ次亜塩素酸ナトリウムで消毒だなどと頑張っていましたが、全員が罹患したので通常モードに移行しました。寝室だけ分けてました。みんな思いのほか快眠できたみたいです。
そんなこんなで1週間外出せず、ただひたすらに病原体との戦いだったわけですが、幸いに家族全員軽症で済みました。軽症とは言いましたが、自宅療養できるギリギリだったような気がするくらいの軽症です。本人はただひたすらに身体が痛く、睡眠すらまともに取れない夜もありました。微熱が続き、倦怠感は抜けず、晴れ渡る秋の空を窓から眺め己の不幸を呪う日々でありました。味覚や嗅覚に異常を感じた家族もおり、幸いにもとは大きな声では言えませんが、入院に至る状況ではなかったことは幸いだったのかもしれません。
と、自宅療養期間も無事経過し、ようやく日常が戻ってきたのですが、もう身体が重いのなんの。1日出勤して1日休むの繰り返し。その後に3連休なんかあった日にゃあ仕事なんか行きたくなくなること山の如し。ちゃんと出勤した自分を褒めて抱きしめてよくやったねって頭を撫でてもう今日は家に帰ってゆっくり休みなって言ってあげたい。誰か言ってください。
それはそうと、ここ数日の気候は夏から秋へ移り変わり、夕暮れ時にはそれは素晴らしい夕焼けが広がっておりまして、自宅の窓からただ外を眺めるだけの日々に夕焼けは素晴らしく美しく輝いて見えて、なんとなく自分が子供のころの昭和の風景っぽいな、なんて思ってました。夕方5時のチャイムなんかが流れてくると早く家に帰らなきゃって気持ちになるの。おかしいよね、ずっと家に居るのにね。
そんなわけで仕事してて夕方5時のチャイムが流れてくると一刻も早く家に帰りたくなります。というか夕方5時のチャイムは家で夕焼けを眺めながら聞きたい。定時は4時にすべきじゃない?